紫LRの全体傾向
GD05の紫LRは3枚。『逆襲のシャア』新規参戦組の総帥機サザビー、『機動戦士ガンダム00』からまさかのガンダムエクシアリペア、『鉄血のオルフェンズ』の最終形態ガンダム・バルバトスルプスレクスという顔ぶれです。大型フィニッシャー2枚にコスト1のLRという変化球が混ざっており、紫の「犠牲と引き換えに強さを得る」色らしさが3枚とも徹底されています。〔ネオ・ジオン〕〔鉄華団〕という既存有力特徴の強化が同弾でまとめて入るのもポイントです。
サザビー GD05-049
Lv.7コスト5でAP5 HP5、《制圧》(シールドへのダメージが先頭から2枚同時)を標準装備。そのうえで【アタック時】に、自分のユニット1つを破壊してもよく、そうしたなら相手プレイヤーすべてが、バトルしていない自分のユニットを1つずつ選んで破壊するという豪快な相討ち効果を持ちます。味方1体を対価に相手の後衛(ブロッカーや効果持ち)を強制的に道連れにできるため、《制圧》の2枚割りと合わせて一気にゲームを畳みにいけます。破壊するユニットは自陣の〔ネオ・ジオン〕低コスト機(ギラ・ドーガGD05-061など)で安く済ませたいところ。
原作は総帥シャア・アズナブルの専用MS。リンク条件「シャア・アズナブル」は同弾のGD05-093(〔ネオ・ジオン〕〔ニュータイプ〕、リンク時にトラッシュからネオ・ジオンのベースを配備)が最適解で、ベースのアクシズ(GD05-129)まで含めて逆シャアのネオ・ジオン一式が同弾で完結します。
環境予想では、紫〔ネオ・ジオン〕は既存の基盤(ST03系)に逆シャア組(ヤクト・ドーガ、α・アジール、ギラ・ドーガ各種)が加わり層が厚くなる筆頭株。サザビーはその新しい終着点となるフィニッシャーで、除去+制圧の二段構えは既存の紫デッキにもそのまま採用検討できる汎用性があります。
ガンダムエクシアリペア GD05-050
コスト1のLRという、GD05でも最も異色の1枚。AP2 HP1と極小のボディですが、「パイロットがセットされていないLv.4以下の相手ユニットにバトルダメージを与えたとき、そのユニットを破壊する」という擬似的な確定除去能力を持ちます。HP1なので相打ち覚悟の特攻になる場面も多いものの、コスト1でLv.4以下の中堅を持っていけるなら交換としては大黒字。さらに【破壊時】にデッキ上2枚をトラッシュに置く効果があり、倒されてもトラッシュ肥やしで次の仕込みにつながる、無駄のない捨て身設計です。
原作は『機動戦士ガンダム00』1st最終決戦で満身創痍のまま出撃したエクシアの姿。リンク条件「刹那・F・セイエイ」はST07-009などが該当します。ボロボロの機体が「破壊されてもリソースを残す」効果になっているのが見事な原作再現。
運用面では、序盤の相手の展開を牽制しつつトラッシュを肥やせるため、トラッシュ参照戦術やアグロ寄りの紫で1〜2枚差しから試したい性能。デッキの潤滑油タイプなので派手さはありませんが、コスト1という軽さは唯一無二です。
ガンダム・バルバトスルプスレクス GD05-051
素はAP4 HP6ですが、「このユニットを、これが受けているダメージと同じ数だけAP+する」常在効果により、傷つくほど打点が伸びます。HP6なので理論上は最大AP9級まで成長し、《リペア》等で回復しない限り高打点を維持。さらに自分のターン終了時、〔鉄華団〕の自分のユニット1つに1ダメージを与えてアクティブにする効果を持ち、自傷でAPを伸ばしながら擬似的な警戒(アタック後もブロック可能)を実現します。自分を対象にすれば「毎ターンAP+1しつつ常にアクティブ」という阿頼耶識システムそのものの動きに。
原作は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』最終盤、三日月・オーガスと一体化したバルバトスの最終形態。リンク条件「三日月・オーガス」はST05-010が既存です。「痛みを力に変える」効果デザインは、鉄華団の戦い方の完璧なカード化と言っていいでしょう。
GD05ではルプス(GD05-059)・フラウロス(GD05-060)・獅電改(GD05-058)・チャド(GD05-096)・盾となりて(GD05-117)と〔鉄華団〕強化が集中的に入っており、既存のST06基盤と合わせて紫鉄華団はGD05環境で大きく前進する見込み。レクスはその新エースとして、耐久寄りミッドレンジの核になりそうです。
紫LRの総括
紫LR3枚は「ネオ・ジオンの新フィニッシャー」「コスト1の捨て身除去」「鉄華団の自傷エース」。3枚とも「何かを犠牲に強さを得る」紫の色理念で統一されており、既存の紫系デッキすべてに新戦力が行き渡る豊作の弾です。特にサザビーとルプスレクスは、それぞれ〔ネオ・ジオン〕〔鉄華団〕の同弾サポートとセットで評価すべき1群。発売後の紫は構築の多様化が一気に進むと予想します。
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