紫LRの全体傾向
GD04 紫LRは2枚。ガンダムXから待望の参戦となる「ガンダムDX」と、SEED DESTINYの主人公機「デスティニーガンダム」。どちらも【セット中】【アタック時】を起点にトラッシュを能動的に活用する、紫らしい"リソース加工"系のデザインで揃えられています。トラッシュを掘ってゲームを動かす紫の個性を象徴する2枚で、既存の紫系デッキの選択肢を大きく広げる可能性があります。
ガンダムDX GD04-049
Lv.8/コスト7/AP6 HP6に《制圧》を備えた大型フィニッシャー。効果は【セット中】【アタック時】プレイヤーアタック中に、自分のトラッシュの(バルチャー)カード7枚をゲームから除外することで、Lv.8以下のユニット/ベース1つを選んで破壊できるという、条件は重いですが文字通り"盤面を消し去る"効果です。《制圧》でシールドを2枚同時に割りにいきつつ、同時に相手の切り札を除去する二段構えは、試合を一気に終わらせる破壊力があります。
原作は『機動新世紀ガンダムX』。ガロード・ランが搭乗し、ツインサテライトキャノンは作中最大級の破壊力を誇る超兵器でした。「トラッシュ7枚除外→対象を破壊」という効果デザインは、月光蝶のマイクロウェーブを一気にチャージして発射するあの描写そのものといえます。
GD04内には対応するガロード系パイロットは収録されておらず、旧弾 GD02-094「ガロード・ラン&ティファ・アディール」等が前提。環境予想としては、(バルチャー)特徴軸の紫デッキの頂点として、トラッシュ肥やしやリソースサイクルで7枚を確保しつつ運用する専用構築が求められます。コストも条件も重いですが、条件を満たしたターンの決着力は現環境でも最上位級になりそうです。
デスティニーガンダム GD04-050
Lv.7/コスト5/AP5 HP5に《高機動》持ち。素のスタッツだけでも《高機動》持ちとしては破格です。効果は【セット中】【アタック時】、自分のトラッシュの(ミネルバ隊)ユニットカード1枚をコストを支払って配備するというもので、アタックごとにミネルバ隊の面展開が膨らんでいく"トラッシュからの連鎖展開"が強力。ブロックされない《高機動》で確実に攻撃を通し、その都度追加の味方を盤面に出せる設計は、紫のトラッシュシナジーとの噛み合いが抜群です。
原作は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』。シン・アスカの最終搭乗機で、高機動・ビーム兵装・対艦刀を備えた万能機でした。"アロンダイトを振るう残像"はまさに《高機動》という効果にふさわしい描写です。
リンク条件「シン・アスカ」はGD04には収録されていないので、旧弾 ST09-008「シン・アスカ」などが必要。環境予想としては、(ミネルバ隊)特徴のトラッシュ利用型デッキの新たな主軸。既存のザフト/ミネルバ隊ユニットを能動的にトラッシュへ送る手段と組み合わせることで、盤面構築と打点の両立が可能になり、紫系の新しいアーキタイプを牽引しそうです。
紫LRの総括
紫LR 2枚は「トラッシュ活用」という紫の個性を極めた設計で、どちらも既存の紫系デッキへの差し替えというよりは、それぞれ専用の(バルチャー)軸/(ミネルバ隊)軸の核になるタイプのカードです。特にデスティニーは運用ハードルが比較的低く、既存の紫系デッキとも併用しやすい一方、ガンダムDXは条件を揃えた時の爆発力がずば抜けており、構築段階からトラッシュ操作を意識する楽しみがあります。紫のデッキ構築の幅がさらに広がる2枚です。