コルシカ基地(ST02-016)制限<2>の概要
2026年4月1日より、コルシカ基地(ST02-016)がデッキに2枚までの制限カードに指定されます。公式の理由は「青デッキ全体で高い勝率を示しており、使用率低下と環境の多様性確保」のため。なお、スタートデッキ「Wings of Advance[ST02]」の内容をそのまま使う場合に限り、3枚での使用が特例で認められています。
現環境でのコルシカ基地の立ち位置

3月前半(3/1〜3/15)のデータでは、コルシカ基地は全668デッキ中305デッキが採用(45.7%)、しかも平均4.0枚とほぼ全員がフル投入しています。採用しているデッキタイプの内訳を見ると:
- 青/紫: 210デッキ
- 青/緑: 70デッキ
- 青/赤: 13デッキ
- 青/白: 12デッキ
青を含むほぼ全てのデッキタイプで採用されており、青系デッキのインフラと言える存在です。ゲーム序盤の防御力とトークン生成による盤面展開を同時にこなす唯一無二の性能が、この採用率を生んでいます。
制限<2>で何が変わるか
4枚→2枚の変化は、単なる「2枚減」以上の意味を持ちます。
直接的な影響: 初手や序盤にコルシカ基地を引ける確率が大幅に低下します。4枚体制なら初手5枚に含まれる確率は約40%ですが、2枚では約20%まで下がります。序盤の安定感が明確に落ちるため、青系デッキは「コルシカを引けた試合」と「引けなかった試合」のブレが大きくなるでしょう。
構築への影響: 空いた2枠に何を入れるかが構築の腕の見せどころになります。同じくベース系のカードで埋める、攻撃的なカードに寄せるなど、プレイヤーごとに方針が分かれそうです。
環境はどう変わる?
結論から言えば、環境の大枠は大きく変わらないと考えています。理由はシンプルで、青系デッキの強さはコルシカ基地だけに依存しているわけではないからです。アムロ・レイ(採用率58.1%)やガンダム(56.9%)など、青系の主力カードは引き続き健在。青/紫がトップシェアを失う可能性は低いでしょう。
ただし、非青系デッキにとっては明確な追い風です。現状のデータを振り返ると:
- 緑/白: シェア17.4%・優勝率25.9% — 安定した勝率を持つ対青デッキの筆頭。コルシカ制限で序盤の攻防が有利に
- 赤/白: シェア13.3%・優勝率22.5% — 高い攻撃力で短期決戦を狙えるデッキ。コルシカの防御が薄くなれば押し切りやすく
- 赤/紫: シェア4.0%・優勝率29.6% — 少数派ながら高い勝率。メタ読みが合えば大会を制覇できるポテンシャル
これらのデッキが「青/紫に勝てる試合」が増えることで、TOP4の顔ぶれが今より多様化する展開が期待されます。環境全体としては「青/紫トップは変わらないが、他デッキも入賞しやすくなる」という変化になるのではないでしょうか。
今後に向けて
4月1日の施行までは現環境が続きます。3月中に青系デッキの強さを実感しておくとともに、制限後に向けて「コルシカ2枚の青系」「非青系のメタデッキ」の両方を試しておくと、4月の大会でアドバンテージが得られるかもしれません。コルシカの枠に何を入れるか、各プレイヤーの構築力が問われる新しい環境が始まります。